スタッフブログ

和楽器の種類一覧|写真でわかる弦楽器・管楽器・打楽器の分類

和楽器の種類

日本には、長い歴史の中で育まれてきた多様な和楽器が存在します。
箏や三味線、尺八、和太鼓など、一度は耳にしたことがある楽器も多いでしょう。
本記事では、和楽器の基本から、それぞれの楽器の特徴、音色、使われる場面までを初心者にもわかりやすく解説します。
「和楽器の種類を一覧で知りたい」「和楽器の基本を理解したい」という方に向けて、体系的にまとめています。

目次
  1. まずは基本から!和楽器は大きく3種類に分類される
  2. 弦を弾いて音を奏でる【弦楽器】の種類
    1. 箏(こと):華やかで美しい音色が魅力の代表的な和楽器
    2. 三味線(しゃみせん):幅広い音楽で活躍する日本のポピュラー楽器
    3. 琵琶(びわ):語りとともに演奏されることが多い叙情的な楽器
    4. 胡弓(こきゅう):弓で弦をこすって音を出す日本唯一の擦弦楽器
  3. 息を吹き込み音を奏でる【管楽器】の種類
    1. 尺八(しゃくはち):息づかいが音になる奥深い魅力を持つ竹の笛
    2. 篠笛(しのぶえ):お囃子や祭りで親しまれる澄んだ音色の横笛
    3. 笙(しょう):雅楽で使われる天上の音色と評されるハーモニー
    4. 篳篥(ひちりき):雅楽の主旋律を担うエキゾチックな音色の笛
  4. 叩いてリズムを刻む【打楽器】の種類
    1. 和太鼓(わだいこ):祭りの主役となる迫力満点の響き
    2. 鼓(つづみ):能楽や歌舞伎で使われる特徴的な音の打楽器
    3. 鉦(かね):祭囃子を盛り上げる甲高い金属製の打楽器
  5. これから始める方へ|初心者におすすめの代表的な和楽器
    1. 箏(こと):多くの教室があり初心者でも始めやすい
    2. 三味線(しゃみせん):ポップスなど多様なジャンルで楽しめる
    3. 和太鼓(わだいこ):グループで楽しく演奏できる一体感が魅力
  6. 和楽器の種類に関するよくある質問
    1. 「琴」と「箏」にはどのような違いがありますか?
    2. 初心者が和楽器を始める場合、どこで習うことができますか?
    3. 日本で演奏されている最も古い和楽器は何ですか?
  7. まとめ

まずは基本から!和楽器は大きく3種類に分類される

和楽器は、音の出し方によって大きく以下の3つに分類されます。

・弦楽器:弦を弾く・こすることで音を出す

・管楽器:息を吹き込んで音を出す

・打楽器:叩く・打つことで音を出す

この分類は西洋音楽と同じ考え方ですが、和楽器ならではの構造や演奏法が多く見られます。
まずはこの基本を押さえることで、和楽器全体の理解がぐっと深まります。

弦を弾いて音を奏でる【弦楽器】の種類

和楽器の中でも、特に優雅で繊細な音色を持つのが弦楽器です。
主に指や撥(ばち)、あるいは弓を使って弦を振動させ、音を生み出します。

箏(こと):華やかで美しい音色が魅力の代表的な和楽器

琴

箏は、日本を代表する弦楽器のひとつで、13本の弦を持つのが一般的です。
弦の下にある「柱(じ)」と呼ばれる可動式の駒を動かすことで、音程を調整します。

主に指に爪をつけて演奏し、「優雅で伸びのある音」「和室や舞台に映える見た目」といった特徴があります。
現代では古典音楽だけでなく、ポップスや洋楽とのコラボレーションも増え、幅広い世代に親しまれています。

三味線(しゃみせん):幅広い音楽で活躍する日本のポピュラー楽器

三味線

三味線は、3本の弦を太い撥で弾く弦楽器です。
胴には動物の皮が張られ、独特の歯切れの良い音色を生み出します。
民謡、長唄、津軽三味線など、演奏スタイルによって音楽性が大きく異なる点も魅力です。
特に津軽三味線は、力強くリズミカルな演奏で国内外から高い評価を受けています。

琵琶(びわ):語りとともに演奏されることが多い叙情的な楽器

琵琶

琵琶は、平家物語などの語り物音楽と深く結びついた和楽器です。
大きな撥で弦を弾き、旋律というよりも語りを引き立てる役割を担います。
種類によって形状や弦の数が異なり、楽器ごとに音色も大きく変わります。
歴史的・文学的背景とともに理解すると、より深く楽しめる楽器です。

胡弓(こきゅう):弓で弦をこすって音を出す日本唯一の擦弦楽器

胡弓は、弓を使って弦をこする擦弦楽器で、日本の伝統楽器では非常に珍しい存在です。
三味線と同じく3本の弦を持ち、哀愁を帯びた柔らかな音色が特徴です。
地歌や民謡などで使われることが多く、繊細な表現力が求められます。

息を吹き込み音を奏でる【管楽器】の種類

管楽器は、息の強弱や角度によって音色が大きく変化するため、演奏者の呼吸がそのまま音になる楽器です。

尺八(しゃくはち):息づかいが音になる奥深い魅力を持つ竹の笛

尺八

尺八は、竹製の縦笛で、シンプルな構造ながら非常に表現力の高い和楽器です。
息の吹き方によって、同じ音程でも全く異なる音色を出すことができます。
瞑想的・精神的な側面も持ち、海外でも人気の高い和楽器です。

篠笛(しのぶえ):お囃子や祭りで親しまれる澄んだ音色の横笛

篠笛

篠笛は、祭りやお囃子でよく使われる横笛です。
高く澄んだ音色が特徴で、場を明るく盛り上げる役割を果たします。
比較的安価で手に入りやすく、初心者が最初に選ぶ和楽器としても人気があります。

笙(しょう):雅楽で使われる天上の音色と評されるハーモニー

笙は、複数の竹管を束ねた構造を持ち、和音を出せる珍しい和楽器です。
雅楽では、旋律を支える和声的な役割を担います。
その音色は「天から差し込む光」に例えられるほど、幻想的で荘厳です。

篳篥(ひちりき):雅楽の主旋律を担うエキゾチックな音色の笛

篳篥は、雅楽における主旋律を担当する管楽器です。
小型ながら非常に存在感のある音色で、独特の緊張感を持っています。

叩いてリズムを刻む【打楽器】の種類

打楽器は、和楽器の中でも特に身体全体で演奏する感覚が強い楽器です。

和太鼓(わだいこ):祭りの主役となる迫力満点の響き

和太鼓

和太鼓は、日本の祭りや舞台芸能で欠かせない存在です。
腹に響く低音と、視覚的にも迫力ある演奏が特徴です。
現代では、創作太鼓やパフォーマンスとしても世界的に注目されています。

鼓(つづみ):能楽や歌舞伎で使われる特徴的な音の打楽器

鼓 小鼓

鼓は、皮を打つだけでなく、紐の締め具合や掛け声も演奏の一部となる楽器です。
能や歌舞伎では、演者と一体となって物語を支えます。

鉦(かね):祭囃子を盛り上げる甲高い金属製の打楽器

鉦は、金属製で高く澄んだ音を出す打楽器です。
リズムを刻みながら、全体のテンポを整える役割を担います。

これから始める方へ|初心者におすすめの代表的な和楽器

「和楽器に興味はあるけれど、難しそう」「今から始めても遅くないかな?」
そんな不安を感じている初心者の方でも、無理なく楽しみながら始められる和楽器は数多く存在します。
ここでは、教室の多さ・始めやすさ・続けやすさという観点から、特におすすめの和楽器を紹介します。

箏(こと):多くの教室があり初心者でも始めやすい

箏は、和楽器の中でも初心者向けの環境が最も整っている楽器のひとつです。
全国各地に箏教室やカルチャースクールがあり、基礎から丁寧に学べる指導体制が確立されています。
楽譜も五線譜ではなく、数字や記号を用いた独自の譜面が使われるため、楽譜が読めない方でも比較的理解しやすいのが特徴です。

また、弦を弾いた瞬間に音が出るため、初日から「演奏している実感」を得やすく、モチベーションを保ちやすい点も魅力といえるでしょう。
優雅で美しい音色は、日本らしさを感じさせながらもどこか親しみやすく、年齢や性別を問わず長く楽しめる和楽器です。

三味線(しゃみせん):ポップスなど多様なジャンルで楽しめる

三味線は、民謡や伝統芸能だけでなく、ポップス・ロック・ジャズなど幅広いジャンルに対応できる柔軟さを持つ和楽器です。
最近では、現代音楽と融合した演奏スタイルも増え、若い世代からも注目を集めています。
撥で力強く弾く感覚は爽快で、リズムを刻む楽しさをダイレクトに感じられるのが魅力です。

音の強弱や間の取り方によって表情が大きく変わるため、演奏者の個性が出やすく、「自分だけの音」を作り上げる喜びも味わえます。
「伝統も現代も両方楽しみたい」「和楽器で自己表現したい」という初心者の方に、特におすすめの楽器です。

和太鼓(わだいこ):グループで楽しく演奏できる一体感が魅力

和太鼓は、他の和楽器と比べても身体全体を使って演奏するダイナミックさが大きな特徴です。
個人で黙々と練習するというよりも、グループで音を合わせ、一体感を楽しむスタイルが主流です。
リズムが中心となるため、楽譜が苦手な方や音楽経験が少ない方でも取り組みやすく、「音楽を楽しむ」という感覚を直感的に味わうことができます。

力強い音が体に響く感覚はストレス発散にもなり、運動不足の解消や健康目的で始める方も少なくありません。
仲間と息を合わせて一つの演奏を作り上げる達成感は、和太鼓ならではの魅力です。

和楽器の種類に関するよくある質問

「琴」と「箏」にはどのような違いがありますか?

本来は別の楽器として扱われます。
可動式の柱があるものが「箏」で柱がなく弦を抑えて音程を調整するものが「琴」です。
「こと」は弦楽器全般を指す総称として使われることもあり、常用漢字の「琴」の字を用いたため混同されるようになりました。

初心者が和楽器を始める場合、どこで習うことができますか?

音楽教室、文化センター、地域の和楽器サークルなどがあります。
お住いの地域で調べてみるといいところが見つかるかもしれません。

日本で演奏されている最も古い和楽器は何ですか?

雅楽で使われる笙や篳篥などは、非常に古い歴史を持つ和楽器です。

まとめ

和楽器は、弦楽器・管楽器・打楽器という基本的な分類を理解することで、全体像が見えやすくなります。
それぞれの楽器には、音色だけでなく、日本文化や歴史が深く刻まれています。
初心者の方も、まずは興味のある和楽器から触れてみることで、日本音楽の奥深さを実感できるでしょう。

中古品はコンディションにより買取価格に開きがあります。
フリーダイヤル0120-261-263またはメールフォームから
お問い合わせください。
オーディオに精通したスタッフが参考価格をお知らせいたします。
LINEからもお問い合わせが可能です。
古い機種だけど値段がつくの?
売るかどうか迷ってる。
とにかく買取価格や相場を知りたい。
そんなお問い合わせも大歓迎です。
下記バナーよりお気軽にお申込み下さい。
▼ ▼ ▼

高く売るコツはこちら
フリーダイヤル0120-261-263
お問い合わせフォームへ
簡単LINE査定

-スタッフブログ