尺八

州鳳 琴古流 二尺六寸 尺八買取|和楽器の松芳堂

兵庫県加古川市より州鳳 琴古流 二尺六寸を宅配買取させていただきました。

この尺八はオーナー様がお父様の形見として受け取った内の一本だそうです。
オーナー様自身は尺八を吹かれないので、このまま持ち続けていたとしても
尺八の為に良くないのではないかと思われ、当社に買取を依頼されました。
湿度管理をしないで保管しておくのも良くないことですが、
なにより楽器としての使命を果たせないことこそ
尺八にとって良くないことだとご説明をさせていただきました。

吹かずに眠らせておくより、大切に使用してもらえる次の方へ手渡された方が
尺八にとって幸せなことなんだとご納得いただき買取が成立いたしました。
ただし、形見として数本は手元に置いておくことをお勧めし、
保管の際の湿度管理の方法をアドバイスさせていただきました。

州鳳の銘が入っており、寸法は二尺六寸です。
普通の尺八よりかなり長いサイズです。
歌口は琴古流です。

【仕様】
全長:二尺六寸(約77cm)
歌口内径:約21mm
歌口外径:約41mm
管尻内径:約29mm
管尻外径:約63mm

州鳳の琴古流尺八は、その音色が多くの演奏者に愛され、伝統的な演奏に深みを与えると評価されています。
この尺八の魅力は、ただの楽器以上の価値を持ち、和楽器としての地位を確立しています。

琴古流尺八の魅力

琴古流尺八は、日本の伝統文化を象徴する楽器の一つで、その音色は深い魅力を持っています。特に州鳳銘は、その美しく深い音色が特徴です。州鳳の尺八は、熟練した職人によって作られ、演奏者に豊かな表現力を与えます。尺八の演奏技術は、古くから受け継がれてきた伝統を大切にしながらも、現代の音楽シーンにも対応しています。伝統を守りつつ、新しい音楽表現を追求することで、この楽器の魅力をさらに引き立て、独特の音色と技術で、多くの人々を魅了し続けています。

尺八の起源と発展

尺八は古代中国に起源を持ち、日本には奈良時代に伝わったとされています。その後、鎌倉時代には普化宗と結びつき、禅僧たちの修行道具として用いられました。江戸時代に入ると、琴古流が発展し、尺八の音色や演奏技術が洗練されます。琴古流は、州鳳はじめ数々の製管師たちによってその価値が高められ、伝統的な評価を得ました。現代でも尺八は、独特の響きと深い精神性を持つ楽器として、日本の音楽文化において重要な役割を果たしています。尺八の魅力は、その豊かな表現力と、聴く人の心に深く訴える力にあります。

琴古流の歴史的背景

琴古流は、尺八の歴史において重要な役割を果たしてきました。江戸時代から始まるこの流派は、当時の文化や社会に深く根ざし、伝統を守りながらも新しい音色を追求してきました。琴古流は、数々の製管師たちによってその評価を高め、演奏技術の発展に寄与しました。尺八の演奏において、琴古流は独自の音楽性を持ち、その評価は国内外で高まっています。尺八の音色は、心に響く深い響きを持ち、聴く者を魅了します。琴古流の歴史的背景を理解することは、尺八の魅力を知る上で欠かせない要素です。

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