竹仙 琴古流 尺八 一尺四寸を京都府綾部市で宅配買取させていただきました。
歌口は銀巻きで、中継ぎは銀三線籐巻の仕様です。
使用に伴う極些細な小キズがあるものの、
全体的にキレイな印象の美品です。
中継に緩みも無く、スムーズに音出しもできました。
オーナー様のお手入れがよく、割れやカケ、ヒビなどもありません。
精一杯のお値段をつけさせていただきました。
お売りいただき、ありがとうございました。
【仕様】
琴古流 在銘 竹仙
長さ:一尺四寸(約 43cm)
歌口:内径 約 1.9cm / 外径 約 3.6cm
管尻:内径 約 1.8cm / 外径 約 5.8cm
重量:約 301g
尺八の魅力と価値
尺八の魅力と価値は、伝統的な音色と歴史的背景にあります。特に竹仙の尺八は製管師の技術と情熱が込められており、音楽愛好家や演奏家にとって価値のある楽器とされています。琴古流の歴史は、江戸時代に遡ります。琴古流は、尺八の演奏法の一つで、独特の音色と演奏技術が特徴です。竹仙はこの流派の中で特に優れた製管師として知られ、その作品は高い評価を受けています。伝統技術を継承しつつ、新たな音色を追求する姿勢が、多くの人々を魅了しています。
製管師の技術と尺八の品質
製管師の技術は尺八の品質に直結し、その音色や耐久性に大きな影響を与えます。熟練した製管師が手掛けた尺八は、音の深みや響きが違い、演奏者にとっても特別な存在となるでしょう。製管師の技術が高ければ高いほど、その尺八の価値も上がり、買取価格にも良い影響を与える可能性があります。尺八の製作には、竹の選定から加工まで、多くの手間と時間がかかります。製管師は竹の特性を見極め、最適な形に仕上げることで、音色や演奏性を最大限に引き出します。これにより、演奏者は一音一音に込められた職人の技を感じ取ることができるのです。
竹仙工房から巣立った製管師たち
玉井竹仙が主宰した竹仙工房は今日の尺八業界を支える名だたる名工達を輩出いたしました。永廣真山をはじめとして引地容山、桑原仙山、玉置雪峰、尾崎澤山など、約30名の名工が巣立っております。弊社、松芳堂でも彼らの作品を多く取り扱ってきました。その音色はやはり他とは一線を画しており、玉井竹仙が彼らに注いだ技術がしっかりと継承されているのを感じずにはいられません。この工房はすでに存在しませんが、いまでも存続していたら・・・と、彼の尺八を手にするたびに思うのです。
尺八を高く売るためのポイント
尺八は歴史的背景と製管師の熟練技術が融合し、深みのある音を奏でます。特に製管師の銘が入った尺八は、その価値から演奏家やコレクターに非常に人気があります。このような尺八を高く売るためには、日常の手入れが欠かせません。楽器の状態を良好に保つためには、定期的な清掃や湿度管理が重要です。湿度が高すぎると竹が膨張し、低すぎると乾燥してひび割れの原因となります。これらの手入れを怠らず、正しい保管方法を実践することで、楽器の価値を維持できます。
買取業者選びはとても重要です
買取業者の選定も重要です。せっかくの尺八も専門知識のないリサイクルショップでは正当な評価はできません。専門的な知識を持つ業者であれば、竹仙の価値を正しく評価してくれるでしょう。和楽器買取の京都松芳堂では、尺八の価値を正しく評価し、最適なお値段をご提示いたします。売れるかどうか不安に思う方も、どれくらいの値段か知りたい方も、松芳堂へお気軽にお問い合わせください。